設立趣意書
徳島被害者支援センター設立
(現在「公益社団法人徳島被害者支援センター」)
事件・事故は非情です。何の落ち度もない人に対しても、ある日突然降りかかり、その本人や家族を深い悲しみの底に突き落としていきます。捜査機関は犯人の逮捕に向けて力を注ぎ、関係機関が事故原因の究明と対策に乗り出します。しかしながら、こうした活動によって被害者やその家族が負った心の傷が癒されるものではありません。犯人の逮捕や事故原因の究明と並行して、被害者の心のケアを第一に置いて行動してくれる人が必要なのです。
行政機関では満たしてくれない被害者のニーズに応えようと、民間の有志が立ち上がりました。電話・面接相談への応答、病院・法廷への付き添い、日常生活の支援等々、すべきことはたくさんあります。
こうした民間有志の団体は、民間被害者支援団体として世間で知られるようになり、その活動に対する評価も高まっていきました。その結果、平成17年に施行された犯罪被害者等基本法では、国及び地方公共団体が「犯罪被害者等の援助を行う民間の団体」に対して援助を行うべきことが明記されました。
民間被害者支援団体は各都道府県に設置されていき、団体間を連携する全国組織も形成されました。今や民間被害者支援団体は全国に行き渡ろうとしています。
わたしたちは、ここ徳島県においても、他府県の民間被害者支援団体と手を携え、被害者支援活動を展開しようと立ち上がるものです。不幸にして被害に遭い、悲しみと怒りの中で困惑している被害者の方々に温かい援助を届けるために。
どうかこの設立趣旨に深いご理解とご賛同を賜りますとともに、非力で未熟なわたしたちに格別のご支援とご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
平成21年4月
徳島被害者支援センター設立発起人
組織概要
当法人は、犯罪、事故、災害等(以下「犯罪等」という。)による被害者及びその家族又は遺族(以下「被害者等」という。)に対して精神的支援その他の各種支援活動を行うとともに、社会全体の被害者支援意識の高揚を図り、もって被害者等の被害の回復及び軽減に資することを目的とする。(定款第3条)
名 称 | 公益社団法人徳島被害者支援センター |
---|---|
沿 革 | 平成19年6月 設立検討委員会の設立 平成20年9月 設立準備会(任意団体)の設立 平成21年4月 開設(任意団体) 平成23年4月 一般社団法人化 平成25年4月 公益社団法人認定 |
事業内容 |
(1)被害者等に対する電話相談及び面接相談 (2)被害者等に対する直接的支援 (3)関係機関団体との連携による被害者等への支援 (4)支援活動員の養成 (5)支援活動員のスキルアップ研修 (6)犯罪被害者支援フォーラム、講演会等の開催 (7)キャンペーンの実施 (8)犯罪被害者支援ポスターの募集 (9)リーフレット、機関誌等による広報啓発 |
会 員 |
○正会員 本会の目的に賛同して入会した個人又は団体 ○賛助会員 本会の事業を賛助するため入会した個人又は団体 |
事 務 局 | 徳島市福島1丁目1番13-101号 MAP TEL&FAX(088)678-3728 |
公益社団法人徳島被害者支援センター役員
(令和5年度)
会員 | 会員数 |
---|---|
正会員 | 個人 15人 / 団体 4団体 |
賛助会員 | 個人 182人 / 団体 126団体 |
役職等 | 氏名 | |
---|---|---|
顧 問 | 徳島県副知事 | 志田 敏郎 |
元 徳島県公安委員長 | 森山 節子 | |
公益財団法人 大塚芳満記念財団 理事長 | 大塚 道子 | |
一般社団法人徳島新聞社 理事会長 | 米田 豊彦 | |
理事長 | (株)大塚創健 取締役副社長 | 大塚 龍一郎 |
副理事長 | 臨床心理士 | 三原 由紀子 |
弁護士 | 豊永 寛二 | |
専務理事 | 徳島被害者支援センター事務局長 | 尾田 正宏 |
理 事 | 元徳島被害者支援センター事務局長 | 宇山 喜久雄 |
元徳島県警察職員 | 藤本 顕 | |
今井メンタルクリニック院長 | 今井 幸三 | |
徳島大学教授 | 内海 千種 | |
栄測量代表取締役 | 清家 政明 | |
弁護士 | 永本 能子 | |
(株)大塚製薬工場 顧問 | 岡崎 史朗 | |
東和工業(株)代表取締役 | 阿部 和英 | |
監 事 | 税理士 | 大石 真紀 |
元金融公庫職員 | 濵井 利昭 |